05.【発覚】 自ら救急へ&入院そして宣告②
目に留めていただきありがとうございます。
今回は前回からの続きです。
*あくまでも一般的なアラフォー女性の目線から、を綴りたいので病気発覚時に勉強したことも含め現段階では専門的な言葉は極力使用せず日常的な感覚で書いています。
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呑気に自転車で〇〇総合病院に到着しました。
着いた時には外来の時間外だったため、救急入口から入りました。
紹介状を渡し、椅子でぼーっと待っていました。
名前が呼ばれ、入った先は処置室的なところで、即採血の流れでした。
今こそ採血は慣れましたが、その時は採血=特別感のある痛いやつ、という認識なので「嫌やなぁ・・・」と思いながら腕を出すと
『血管見えづらいですね』と。
ということは・・・
はい、手の甲ですね。
嫌です。
めっちゃ嫌。
痛いもん。
だがしかし、外面が少しいい私は「はい、わかりました」と嫌々な顔しながらも手を出しました。
いや、血めっちゃ出てますけど。
採血ちゃうやん。
台の上どころか下に滴ってるけど大丈夫なん、この人。(看護師さん)
ほんでなんでさらにグリってするねん。血管は明らかに見つかってるやん。
さすがに言いました。
「痛いし長いし血めっちゃ出てます。どうにかなりませんか」
看護師「あ、すみません」アワアワ
絶っっっっ対気づいてるやろ。
勝手な先入観ですが、救急の人ってエキスパートなイメージがあってまさか採血でこんなミスというか嫌な思いをすることになるとは思ってみませんでした。
今思い出してみるとまた腹たつ。
そんな採血が終わり、先生の前に呼ばれたのですが、そこで「即入院してください」とお達しがありました。
入院の理由は
「糖の数値が異常で・・・おそらく糖尿病だと思うので」
本当にそのくらいの簡単な説明でした。
何も決定づけるものはないけど、帰ることはできないと。
詳しい検査をしないといけませんと。
・・・・・・
そんな説明だったので、まるで納得はできてないんですが、外面良さ子な私は
「はい、わかりました」(調べてからじゃないとわかりませんもんねーなんて言ってたような)
と入院を承諾しました。
仕事先に緊急入院の電話をかけ、どう考えても緊急性のない声で的をえない内容を伝え、何とかわかってもらい、たまたま遊びに行っていた彼氏に電話をかけました。
「すぐ帰るわ」
自分ならパートナーが入院するってなったらもちろん帰るし、心配だしっていう気持ちになることは分かるんだけど、この時は「申し訳ないなぁ」なんてことを考えながら持ってきて欲しいものをピックアップしました。
この時は一緒に住んでてよかったーーって思いました(笑)
この日のことはこれくらいにして・・・
(というより覚えてない)
次回は主治医との出会いや病名を知った時のことを書いていきたいと思います。
04.【発覚】 自ら救急へ&入院そして宣告①
目に留めていただきありがとうございます。
今回は前回からの続きです。
*あくまでも一般的なアラフォー女性の目線から、を綴りたいので病気発覚時に勉強したことも含め現段階では専門的な言葉は極力使用せず日常的な感覚で書いています。
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はじめましての婦人科に飛び込みました。
ありがたいことに空いていたのですぐに順番は回ってきました。
問診、内診・・・と続き、診察も終わりかけの頃でした。
先生『ここ数年で痩せた?』
わたし『そうなんです。歳のせいかなー何もしてないのにここ一年くらいで10キロ近く痩せました〜言うてもまだ普通体型ですけどね ハハハ』
先生『・・・そっかー』
ーーーここで先生は笑いませんでした。
数ヶ月前に同じ話をした健康診断の先生は笑ってたのに。
ほんの少しだけ違和感がありました。
先生『ちょっと気になるから少しだけ血採っていい?』
と言われ、指先から一滴の採血。
数秒後見た小さな機械の液晶画面には「583」とありました。
そこでまずされた質問は
『食後何時間?』でした。
まさか583という数値が血糖値ということも知らない私は呑気に答えました。
その次の質問は
『今意識朦朧としてない?』でした。
(何言うてんねん。普通に話してるやんか私)
わたし『してないです。普通ですよ』
その時まで私と向かい合っていた先生は、急にどこかの病院に電話をかけ、診療時間を尋ねているようでした。いつの間にか周りの看護師の方の人数も増えています。
私は一人で椅子に座ったまま、訳もわからずに部屋中を眺めるしかありませんでした。
そして唐突に
先生『この紹介状を持って〇〇総合病院に行って。今からすぐに。時間外だけど連絡入れたから大丈夫。すぐ行って』
わたし『・・・え?』
いやいや普通そうなるやん。
急にでかい病院行ってって言われて「はいわかりました」って腰あげる人おらんやん。
不安しかないのにさらに煽る言い方するやん。
もちろん先生は説明してくれたはずです。
ただその時の診察室の変な緊張感が先に来てしまって、どんな説明されたか詳細は覚えてないんです。
これだけは覚えています。
先生『君の血糖値が異常やねん。意識飛んでてもおかしくないんよ』
今思い返すと、その時どうやって診察室を出たのかも、お会計を済ませたのかも覚えていません。
もちろん歯医者の予約のことも数時間後にしか思い出しませんでした。
〇〇総合病院に向かう時のことは覚えています。
危機感のない私は向かう途中でコンビニに寄り、一服しました。
その時、さっき出たばかりの婦人科クリニックから電話があり、出た瞬間
看護師さん『今向かってますか?!どこですか?!』
食い気味に確認するやん・・・
わたし『ちゃんと向かってますよ。』
看護師『ちゃんと行けたかどうか気になって・・・でも早く行ってくださいね!』
絶対行かへんって思ってたやろ。
面倒臭いとは思ってるけど行かなあかん感じなのはわかってるよ・・・と拗ねていた私は全く勘違いしていました。
看護師さんは私の血糖値を知ってます。
「病院に行っていないんじゃないか」
ではなく
「あの血糖値の状態で無事に着いてるのか」
ということだったんです。
03.【徐々に・・・】
目に留めていただきありがとうございます。
今回は前回に引き続き自覚症状についてです。
*あくまでも一般的なアラフォー女性の目線から、を綴りたいので病気発覚時に勉強したことも含め現段階では専門的な言葉は極力使用せず日常的な感覚で書いています。
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多少の自覚症状が出だした頃、私には好きな人がいました(30半ばで「好きな人」というのも恥ずかしいが)。
仲の良いグループで飲みにいくところから、ちょっと二人でご飯でも・・・と時間をかけて段階を踏み、めでたくお付き合いする運びとなりました。
「痩せてよかった!」とまだ見当違いなポジティブは継続しています。
その辺りはまた需要があれば書くことにするとして・・・(ないやろ)
ただこの「彼」、現在の夫なんですが、この人と付き合ったことが病気の発見につながった、もしくは発見を早めたことになるのです。
お互いに年齢も重ねており、早い段階で結婚について話はしていました。
ただ、よくある『結婚したら子供は◯人で〜』とかそんな類のことです。
付き合いだしたカップルが浮かれて話すようなしょーもないこと。
お互い一人暮らしだったのですが、多少住む所が離れていました。
「もっと一緒にいたいなー」から同棲の話が出るようになり、試しに不動産屋さんに行ってみると思いのほか現実味を帯びてきました。
契約時にも『新婚さんですか?』や「ご主人」「奥様」呼びに浮かれ、にやけた結果(違うんやから否定しろよ)、付き合い始めて半年後、同棲スタートしました。
そこからはかなり早いスピードでリアルに結婚を考えるようになりました。
おそらく私だけが。
自分自身授かり婚に偏見はないけど、30代も半分過ぎるとそれなりの世間体も気にしたりしました。
「結婚してから子供ほしいやん」⇨「だって年齢が年齢やし」⇨「ほなはよ結婚せな」←
・・・焦りがダダ漏れの思考ですね。
いい大人が付き合い、同棲しているのだから、子供ができる行為はそれなりにあるわけです。
しかもまだ付き合って半年。何度も言いますが、ある程度浮かれているシーズンです。
でも妊娠しない。
生理周期も全く乱れない。
まだ二人の時間を楽しめよってことかなーハハハと呑気に彼氏が言うたびに何故か落ち込んでいました。
それどころか(・・・あれ?なんか・・・かゆい時ない?)という不快感を感じる日が少しずつ増えてきたんです。
(これ何かの病気かなー)という気持ちは徐々に大きくなり、ネットで調べた婦人科に軽い気持ちで飛び込みました。予約もせずに。
本当に軽い気持ちです。
だってその日歯医者に向かう途中で少しだけ時間があったので、(ちょっと寄ってみよかな。空いてたら診てくれるやろ)というノリだったのです。
さらに言うとその時不意に頭をよぎった「ブライダルチェック」という言葉。
婦人科に行った事実を報告する=本気で妊娠を希望している=結婚しよか、となる(男が)
という浅はかな想像をしてしまったんですね。思考回路が恥ずかしい。
でもその時の行動力が私の人生を変えます。
私がその日予約していた歯医者に行くことはありませんでした。
ちょっと吐き出し
「言われたらやります」
この言葉、会社ならなかなかのマイナス発言やと思うけど
家庭では当たり前に言うてくるんなんなん?
何でそれ言えるん??
会社の後輩が言うたら、自分は絶対キレるやろ。
自主性も周りを見る能力もないのかなとガッカリしますわ。
だから期待値が日に日に下がっていくのだよ。
なぁおっさんよ。
そのうち地べたと水平になるよ。
あなたの価値。
せめて聞かんかいヽ(`Д´)ノ
02.【自覚症状】
目に留めていただきありがとうございます。
今回は自覚症状についてです。
*あくまでも一般的なアラフォー女性の目線から、を綴りたいので病気発覚時に勉強したことも含め現段階では専門的な言葉は極力使用せず日常的な感覚で書いています。
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まず一番初めに「おかしいな」と思ったのは
『喉の渇き』と『けだるさ』でした。
とにかくずっと喉が渇いていたんです。
ペットボトルの500mlでは追いつかず、日中数時間だけで1Lの水分を摂っていました。
普通の人でもそのくらい摂取する方もいるとは思いますが、私はあまり水分を意識して摂る生活を送ってきていなかったため、『喉の渇き』は早い段階で「おかしいな」と思っていました。夏でもないのに氷を無性に食べたくなっていたのもこの頃と記憶しています。
『けだるさ』については特に食後に多く、今思い返せば血糖値が異常に上がっていたためとわかります。
常に高血糖の状態なわけですからだるくなるのも当たり前ですが、ただの体調不良と思っていました。
(なんかだるいなー)くらいの軽い気持ちです。
そしてあとは『異常な食欲』も加えておきたいと思います。
元々食べることは好きですが、甘いものはあまり好きではなかったのです。
でもある時から甘いものへの欲求は高くなり、特に夜中になると食べたくなりました。
今でも覚えているのは・・・
夜中にコンビニで売っているドーナツ(主にオールドファッション)を二つ毎日食べていたことです。
日中の食事量もおそらく通常時の二割増しくらいでないと満足していなかったように思います。
普通そんな食生活を送っていたら、嫌でも多少は太りますよね?
でも太りませんでした。むしろ痩せていきました。
徐々に痩せていったのが気づきに遅れた理由のひとつだと思っています。
上記のようなふわふわとした自覚症状の原因は、感じ始めてから約1年ほどで理由がはっきりします。
01.【前兆】
目に留めていただきありがとうございます。
突然ですが、皆様は「糖尿病」って知ってますか?
おそらく1回は必ず耳にしたことがあると思います。
不摂生の成れの果て、成人病の一種、肥満・・・
数年前の私は決していいイメージはありませんでした。
自己管理ができてない人がなる病気でしょ、くらいにしか考えてなかったんです。
周りに糖尿病を抱えている人もいなかったし、自分がかかるなんて思っていませんでした。
幼少期からぽっちゃりとデブの間をいったりきたりしていた(言い方・・・)自分が、
ある時何もしてないのに「徐々に痩せていってる」ことに気づいたんです。
(あれ?そういえば去年より5キロくらい減ってるなぁ・・・)
その時のわたしはというと
「年をとったから太らない」(意味不明)
「ラッキー🎶」
「ピタッとしてるデニム履いたろ🎶」
とまぁ呑気に思っていたんです。
周りにも「いっぱい食べるのに太らないなんていいね」なんて、昔憧れたような言葉をかけてもらって、ずっと太っていた自分が普通体型を維持していることに幸せを感じていました。
前兆はたくさんあったのに。
「・・・なんかおかしいな」って思うこともあったけど、それよりも周りから「スタイルいいね」「痩せたね!」って言われていることの方が嬉しくて、何かしらの病気かも、なんて考えていませんでした。
次回『自覚症状』と『発覚した経緯』をまとめたいと思います。
00.【自己紹介】
はじめまして。
和(かず)です。
【自己紹介】
・関西圏在住
・現在育休中
・アラフォーです
⭐️数年前に一型糖尿病発症してから結婚⇨出産(×2)、今は2歳差の姉妹のお母さんです
【性格】
・楽観的
・口は悪めですが、結構敬語にうるさかったりします
・せっかちですが、自分の都合の悪いこと、めんどくさいことを後回しにする癖がまったく治りません
【ブログをはじめたきっかけ】
加齢のせいなのか、過去を思い出すことに限界を感じることが増えました。
(なんか悲しい)
自分の歴史としても備忘録としても文章に残しておくことに興味があったので、育休中の時間を有意義に使おうと思い、始めました。
⭐️の内容が中心になると思います。
病気については、罹患者である自分の気持ちや治療方法、家族の協力体制など、同じ病気の人や周りの人の目に留まったとしたら少しでも参考になれば嬉しいです。
育児に関しては日常の楽しい話を綴っていけたらいいなと思っています。