04.【発覚】 自ら救急へ&入院そして宣告①
目に留めていただきありがとうございます。
今回は前回からの続きです。
*あくまでも一般的なアラフォー女性の目線から、を綴りたいので病気発覚時に勉強したことも含め現段階では専門的な言葉は極力使用せず日常的な感覚で書いています。
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はじめましての婦人科に飛び込みました。
ありがたいことに空いていたのですぐに順番は回ってきました。
問診、内診・・・と続き、診察も終わりかけの頃でした。
先生『ここ数年で痩せた?』
わたし『そうなんです。歳のせいかなー何もしてないのにここ一年くらいで10キロ近く痩せました〜言うてもまだ普通体型ですけどね ハハハ』
先生『・・・そっかー』
ーーーここで先生は笑いませんでした。
数ヶ月前に同じ話をした健康診断の先生は笑ってたのに。
ほんの少しだけ違和感がありました。
先生『ちょっと気になるから少しだけ血採っていい?』
と言われ、指先から一滴の採血。
数秒後見た小さな機械の液晶画面には「583」とありました。
そこでまずされた質問は
『食後何時間?』でした。
まさか583という数値が血糖値ということも知らない私は呑気に答えました。
その次の質問は
『今意識朦朧としてない?』でした。
(何言うてんねん。普通に話してるやんか私)
わたし『してないです。普通ですよ』
その時まで私と向かい合っていた先生は、急にどこかの病院に電話をかけ、診療時間を尋ねているようでした。いつの間にか周りの看護師の方の人数も増えています。
私は一人で椅子に座ったまま、訳もわからずに部屋中を眺めるしかありませんでした。
そして唐突に
先生『この紹介状を持って〇〇総合病院に行って。今からすぐに。時間外だけど連絡入れたから大丈夫。すぐ行って』
わたし『・・・え?』
いやいや普通そうなるやん。
急にでかい病院行ってって言われて「はいわかりました」って腰あげる人おらんやん。
不安しかないのにさらに煽る言い方するやん。
もちろん先生は説明してくれたはずです。
ただその時の診察室の変な緊張感が先に来てしまって、どんな説明されたか詳細は覚えてないんです。
これだけは覚えています。
先生『君の血糖値が異常やねん。意識飛んでてもおかしくないんよ』
今思い返すと、その時どうやって診察室を出たのかも、お会計を済ませたのかも覚えていません。
もちろん歯医者の予約のことも数時間後にしか思い出しませんでした。
〇〇総合病院に向かう時のことは覚えています。
危機感のない私は向かう途中でコンビニに寄り、一服しました。
その時、さっき出たばかりの婦人科クリニックから電話があり、出た瞬間
看護師さん『今向かってますか?!どこですか?!』
食い気味に確認するやん・・・
わたし『ちゃんと向かってますよ。』
看護師『ちゃんと行けたかどうか気になって・・・でも早く行ってくださいね!』
絶対行かへんって思ってたやろ。
面倒臭いとは思ってるけど行かなあかん感じなのはわかってるよ・・・と拗ねていた私は全く勘違いしていました。
看護師さんは私の血糖値を知ってます。
「病院に行っていないんじゃないか」
ではなく
「あの血糖値の状態で無事に着いてるのか」
ということだったんです。